『時間は作る物』
部下は上司の依頼を後回しにできない

今日は忙しかったと思う時、1日やった仕事を書き出してみると、その数は驚くほど少ないものです。
普通の人が1日かけてやっている仕事は、その気になれば半日で終わるとも言われています。
時間がないのではなく、1日の仕事の段取りができていないのであり、優先順位に基づいたスケジューリングができなかったのです。

部下が上司に相談に行った時、“今、忙しいから後にしてくれ”と断られることがありますね。
逆に、
上司からの呼び出しを忙しいと断る事は、部下としてはまず不可能。
上司の逆鱗に触れるのが、目に見えているからです。
部下の相談を時間がないと拒絶する人は、コミニュケーションを軽視しているのではなく、コミニュケーションの優先順位を自分で勝手に設定しているのです。
上司は、業務上のコミニケーションが優先で、部下や後輩とのコミニュケーションは後回しという具合。
相談やミーティングに応じないのは、一時的ではあるが、部下からすればコミニケーションの拒絶です。
大げさかもしれませんが、このことは部下にとって、自分の存在を軽視されたと感じるのです。
がっかりもするだろうし、意欲も萎えてしまう。

それでは、人を動かすことなどできるはずがありません。
信頼される上司は
コミニケーションの優先順位を、相手の立場や地位で決めてはいません。
部下や後輩が相手でも、時間がなければ時間を作って行うべきものがコミニケーションです。