『融資〜借りられるうちは借りること』
【(株)武蔵野;小山昇著「経営の見える化」より】

中小企業の社長の多くは、「無手形」「無借金経営」を目指そうとします。
もう“手形”という言葉は、古いですね〜。
「無手形」は正しい。。。
でも、「無借金経営」これは間違いです。
「無借金経営」は、基本的にはあり得ません。
本当に「無借金経営」が正しいのなら、銀行は全て遅潰れてしまうでしょう。
これだけたくさんの銀行が存在しているのは、会社の成績が良い社長でさえ、お金を借りているからです。

もちろん、(株)武蔵野も複数の銀行から融資を受けています。
また、「無借金経営」の会社はいざという時に、銀行に助けてもらえない場合があります。
一度も融資を受けてこなかった会社が、突然融資を求めてきたら、銀行は危ないのではないか?と警戒するだけ。
経営を安定させるには、銀行から融資を受け、毎月、きちんと返済をします。
「融資実績」と「返済実績」を積み重ねていくことが大切です。
特に低金利の時代であれば、借りられるうちは借りるのが原則です。
2020年9月現在、コロナ禍では「無担保無利子」と、とても融資が受け易くなっていますね。